国内のマシンライブの動画って、本当にダサいのが多いんですよ。
じゃあ国外はどうなのかというと、もちろん海外にだってダサいものはいくらでもある。じゃあ逆に、国内にかっこいいものはあるのか。たまにはある。でも、ほとんどない。
しかも国内で「かっこいい」とされるものって、なんというか、禅みたいな、普段野菜でも食ってるのかな、みたいな感じのサウンドが多いんですよ。海外のかっこいいマシンライブって、もっと破壊的なものがある。レイブっていうか、ぶっ壊す感じ。
そもそも聴いてる音楽が違う
じゃあ、なんで日本にはそういうのが少ないのか。俺はシンプルに、そもそもそういう音楽を聴いてないからだと思ってる。
分かりやすいところでいうと、「音を汚す」みたいな処理を日本人はあんまりやらない。それは、機材に対して「せっかくきれいなものを買ったんだから、きれいなまま使いたい」みたいな感覚が強いからだと思う。俺からすると、そこが幼稚なんですよ。シンプルに。
こういうことを言うと、「人それぞれでしょ」って必ず言う人がいる。もちろん人それぞれですよ。そんなの当たり前。でも、「人それぞれ」っていうのは最終的な言葉なんですよ。それを言っちゃったら、もう何についても語れない。
俺は、良い悪い、かっこいいダサいっていうことを言う人が少なすぎるから、こうなっちゃってると思ってる。だから俺は、はっきり言う。日本のマシンライブの動画は、ダサいものが多い。なぜダサいのか。聴いてる音楽がダサいから。俺はそこをバッサリ行きたい。じゃないと良い方向に向かわないと思うから。
プリセットとデモがダサい
そもそも、日本で作られた機材がこれだけ世界中に広がって、その機材を使って海外の人たちがめちゃくちゃかっこいい音を出してるのに、なぜ本国の日本でかっこいいものがなかなか出てこないのか。そこを考えた方がいい。
これは製品にも影響してると思う。せっかくいい機材なのに、プリセットやデモがダサい。最近はだいぶ変わってきたけど、昔の日本製機材に最初から入ってるデモなんか、本当にダサいものが多かった。そもそも、それを日本人が作ってることが多かったから。
だったら最初から、そのジャンルのイケてる海外のアーティストに作らせればいいじゃんって思う。もちろん実際にそうしてるメーカーや製品もある。でも、まだ少ない。海外メーカーの方が製品デモからしてかっこいいことがある。Elektronなんか分かりやすいよね。
結局、かっこいいとかダサいとかって何なのかというと、その音楽を本当に聴いてるやつが作ってるかどうかなんですよ。その音楽を聴いてるやつがプリセットを作る。その音楽を聴いてるやつがデモを作る。もっと言えば、その音楽を聴いてるやつがハードウェア自体を設計する。そこにはやっぱり差が出る。
車で考えると分かりやすい
これ、車で考えると分かりやすい。日本車とドイツ車とか、イタリア車とか。
もちろん、「日本車にもかっこいい車はある」「外車にだってダサい車はある」「そもそも価格帯が違う」みたいな話はいくらでもできる。でも、そんな細かい例外の話をしてるんじゃない。バーンと目の前に置いたときに、「こっち、かっこいいよね」っていう感覚は存在するでしょ、っていう話。
内装だってそう。高い車なのに内装が安っぽかったら嫌じゃん。スペック表では説明できないけど、全体を見た瞬間に感じるものってある。
俺はトヨタのデザインなんか、かなりダサいと思ってる。変な個性を出そうとして、めちゃくちゃコケてるように見えることがある。Rolandにも似たものを感じてきた。最近はちょっと変わってきたけどね。Rolandの機材の動画なんかで、海外のコメントに「クリスマスツリーみたいだ」みたいなことを書かれてるのを見ると、「ああ、分かるわ」って思う。そういう感覚ってあるんですよ。
壁の向こうを見てしまうと
で、結局これは、「木を見て森を見ず」みたいな話でもある。日本の中だけを見て、日本の中だけの差分で機材を見てたら、それでいいのかもしれない。でも世界中の機材を見て、世界中のマシンライブを見て、世界中の音楽を聴いていくと、また違う基準ができてくる。
『進撃の巨人』じゃないけど、ずっと壁の中だけで暮らしてたら、壁の中の基準が世界の基準になる。でも、壁の向こうを一度見ちゃった人間からすると、「いや、これダサいよね」っていうのが分かっちゃう。
もちろんこれは心理的な意味での「壁」の話ね。壁の向こうを見たことがない人に、壁の外の基準で話をすると、拒絶反応が起きる。それもよく分かる。
でも俺が日本のマシンライブを見て、かなりの確率で「ダサいな」と感じる理由って、結局そこなんだと思う。みんな、壁の中で作ってる。俺がこのブログで集めたいのは、壁の外にあるものなんですよ。

コメント
コメントはありません。